Aloha Sisters(通称アロシス)とは...

 ハワイアンをメインに、ニュージーランドの先住民であるマオリ族の
トラディショナルソングや、小笠原古謡などを唄っているコーラスグループです。


 コーラスグループと言うと、固定メンバーで活動しているのが普通ですね。
でも私達は曲によって3人だったり、4人だったり、5人だったり…
と編成を変えると言う、とっても自由なハワイアンスタイルで活動しています。

 なので、全曲ハーモニーで唄っているとは言え、コーラスグループと言うよりも、『ヴォーカリストの集団』と言った方が正しいかも知れませんね(笑)

 誰かがソロを唄って、他はバックコーラス…ではなく、ハーモニーの音を唄っていたにせよ、それぞれがヴォーカリストとしてソロをとっている…というスタイルで一緒に唄っていますから。

 そんなアロシスのテーマソング『Go Sisters Go!』(田村玄一さん書き下ろし、ファースト・アルバム5曲目に収録)は“この曲を聞けば、アロシスの楽しさが分かる”と言うご機嫌なナンバーです!

 メンバーもそれぞれが色んなジャンルで活動していて、と~っても個性的です。
何故、このメンバーが集まったかは……
アルバムのライナーに書いてありますので、是非、チェックしてみて下さいませ!


                              <石川優美>
 
   
 
 Songs From First Album”Go Sisters Go!”
『どうしてこの曲を選んだの?』という素朴な疑問にお応えしてみようと思い、1曲毎に思いを綴ってみました。
これを読んでアルバムを聞くとまた違った感じがすることウケアイですよ!!お気に入りの曲から読んでみるも良し、
1曲目から順番に読んでみるも良しデス。でも…是非、全曲読んで下さいね~
 By アロハシスターズ、石川優美
  
  
  
Hawaiian Eyes
インパクトのあるメロディーと流れるような美しいメロディーの対比がとても面白かったので、いっぺんで気に入ってしまった!アロシスの前身であるマカアロハが、初ライブの時に唄った曲でもあり、思い出もいっぱいなんです。


Wonderful World of Aloha
アラニさんに出会ってすぐの頃、『とっても素敵な曲があるから唄ってみない?』と言われ、聞いたとたん鳥肌が立つほど気に入り、いつかは唄ってみようとずっと心の中で暖めてきた曲。希和ちゃんのストレートに人の心に届く唄はこの曲にぴったり!と思ったので、希和ちゃんに唄ってもらうコトにした。結果、大正解な仕上がり!


Little Brown Gal
ダイニングシスターズが唄っている音源を聞いて、『そうそう、こういうのを探していたのよね!』と声をあげてしまったほど大好きな曲。ハワイのシュープリームスを目指してみたのですがどうでしょう?(笑)


Maori Medley(Hoki Mai)
マオリの音楽を初めて聴いたとき、『なんてやわらかな音楽なんだろう』と思い、いつかコーラスで歌ってみたいと思っていた。言葉の響きがとてもシンプルで心地よい。だから、アルバムの話が持ち上がった時に『おっ、この機会を逃すテはないな!』と直感的に思った。ちょうどマオリ族にスポットをあてた『クジラの島の少女』と言う映画(キャストがすべてマオリ族だけ)を見て感動したばかりだったので、余計唄いたくなった。…で、色々音源を聞いてるウチにこれは 
Medleyにしたら面白いかも!と思い唄いたい曲を全部つなげて『Maori Medley』としたのである。ちなみに、曲順は“帰っておいでよ、我が家に”から始まって“愛溢れるニュージーランドへようこそ!!”となり、最後に”また会いましょう!”と言うお別れの唄になっていて、ストーリーもちゃんとつながっているのです。曲調だけでなく、ストーリーまで良くつなげられたなと我ながら思うのであります(笑)

Go Sisters Go!
レコーディングに遊びに来て下さった鈴木カツ先生が、是非1曲オリジナルを!とリクエストして下さったのがきっかけ。オリジナルなら、アロシスのテーマ曲がどうしても欲しい!と思い、プロデューサーである田村玄一さんに頼んだところ、あっと言う間に完成!しかも歌詞までも!歌詞にはアロシスの楽しさ、明るさ、元気よさ、そしてがっちりと支えてくれているバンドのメンバー達のコトまでもがバッチリ織り込まれていて脱帽。初めての作詞でこれって凄すぎますよ、玄さん!


Ukulele Lady
この曲は鈴木カツ先生からのつよ~いリクエスト。曲の持つポップな感じのイメージに、亜里ちゃんのキュートなヴォーカルがぴったりだったので、迷わず亜里ちゃんに唄ってもらうコトに。バンドの方達に“とにかく思いっきりハジケちゃって下さい!”とリクエストしたら、こんなにもすっばらしい仕上がりに。もぉ、最高にぶっ飛んでます!


丸木舟
希ちゃんが『Ring Links』と言うバンドで唄っていた小笠原古謡で、私自身もとっても好きなナンバー。希ちゃんがゲストで唄いに来てくれたときにハワイアン風にやってみた所、とってもいい雰囲気だったので、アルバムにも是非入れたいと思い収録することに。ハワイと小笠原ってやっぱりどこか似ている!!

  
Chloe
ライクーダーとギャビーの名演奏で知られるこの曲を、フィリピンの女の子のグループが唄っていると知り、(教えてくれたのはアルバムにも参加しているS.Iさん)音源を聞いた瞬間に『これだ!』と電波が走る。唄のほとんどをユニゾンで唄ったのだが、これが大正解!“ユニゾンでハモるキモチ良さ”を再確認しちゃいました。


Ke Ao Nani
私の大好きなミュージシャンであるケオラビーマーのアルバムに収録されていたこの曲を聞き、ガツ~ン!と来たのがこの曲との出会い。のちに天地創造の唄であると知り、ハワイの神秘を体感できる…そんな感じでもうたまらなくハマってしまったのデス!この曲を唄ってもらったまきちゃんは、フラガールでもあるので、ライブではもしかしたら唄いながら踊るまきちゃんが見られるかも!
       
       
Pokarekare Ana
これもマオリのトラディショナルソングで、とっても大好きナンバー。初めてライブで唄ったマオリの曲でもあるんです。この曲を初めて聞いた音源がまるで教会の聖堂で収録されたような音で、とても印象深かったんですね。歌詞の意味を調べてみたら、どうやら天に召された愛する人をいつまでも想い続けているというとても切ない、そして純粋な愛の唄だったことが分かり、胸がキュンとなってしまいました…。


Keneohe Hula
“Party song”と言うレコードに収録されていたこの曲を初めて聞いたとき、まるでハワイのホームパーティーに招かれているようなとっても楽しい気分になり、是非アロシスでも唄ってみたいと収録することに!


Moonlight Serenade
鈴木カツ先生から『ジャズのスタンダードを是非1曲お願い』とのリクエストを頂いた瞬間、私が一番大好きなこの曲を迷わず選んでいた(笑)レゲエダヴ風のアレンジがとっても新鮮!この曲のコーラスアレンジをするために、ジャズコーラスの本なんぞを買ってきて、コーラスワークを勉強したりしたのもいい思い出!


Lei Pikake
HAPAの大ヒットで知られるこの曲は、アロシスの前身であるマカアロハが始動したときに最初にカヴァーした思い出深い曲。だから、この曲は、どうしても収録したかった。この曲にはゴスペルを感じる部分が多々あったので、思い切りゴスペル色の強いコーラスワークをめざした。結果、11人の声が重なる『これぞゴスペルハワイアン!』という仕上がりになり、とっても満足!!『ゴスペルハワイアン』は私が打ち出したかった1番のコンセプトだったので、このスタイルで仕上げられたことは大きな自信にもつながったし、未来に大きく踏み出せたという実感もある。この曲に出会えたことに感謝!そして、アロシスのメンバー達、素晴らしい演奏をしてくれたミュージシャンの方達、クワイヤーとして参加してくれたみんなにも感謝!